2023年7月1日の道路交通法改正により、電動キックボードの規制が緩和されました。16歳以上であれば免許不要で運転できるようになり、走行可能な場所も拡大されました。
本記事では、法改正対応モデルの電動キックボード【VERACITY V-Lite】(ベラシティ・ブイライト)の特徴や、安全に運転するための注意点について解説します。
電動キックボードは、免許不要で運転できるため、通勤や通学、買い物など、さまざまな用途で利用されています。しかし、車道や歩道での走行には、ルールやマナーを守ることが重要です。
本記事の内容を参考に、安全に電動キックボードを利用しましょう。(この記事は2023年12月29日に更新しています)
VERACITYの電動キックボード「V-Lite」の特徴
電動キックボード【VERACITY V-Lite】は、2023年7月1日に施行された道路交通法改正により、16歳以上であれば免許不要で乗ることができる特定小型原付として登録可能なモデルです。公道モード(時速20km)歩道通行車モード(時速6km)を搭載しており、歩道でも走行可能です。
最大の特徴は、日本最小/最軽量クラスのサイズと重量で、毎日の”チョイ乗り”に特化したデザインです。
サイズは、長さ101.5cm、幅52.5cm、高さ115cm(折り畳み時46.5cm)と、一般的な電動キックボードと比べて約20%コンパクトです。重量は14.5kgと、女性や体力に自信のない方でも持ち運びやすい重量です。
また折り畳みも可能で専用のケースを使えば公共交通機関での持ち込みも可能となります。
また、V-Liteは、スタイリッシュなデザインも魅力です。
フレームにはアルミニウム合金と樹脂を使用しており、軽量ながらも耐久性に優れています。また、ボディカラーはホワイトの一色のみとなります。
VERACITY V-Liteのスペック
モデル | VERACITY V-lite |
販売価格 | 139800円(税込み) |
材質 | アルミニウム合金+樹脂 |
モーター | 36V/350W(時速20km) |
バッテリー | 36V/10.5Ah(航続距離約30km) |
積載能力 | 100kg |
ブレーキ | 前輪電子ブレーキ、後輪フットブレーキ、後輪ドラムブレーキ |
サイズ | 長さ101.5cm、幅52.5cm、高さ115cm(折り畳み時46.5cm) |
重量 | 14.5kg |
タイヤ | 8インチ(前輪ソリッドタイヤ、後輪エアタイヤ) |
充電時間 | 約5時間 |
保証 | 1年間(消耗品を除く) |
組立 | 90%組立済み |
付属品 | 取扱説明書、充電器アダプタ、販売証明書、組立用工具 |
適合保安部品の装備内容について
適合保安部品装備とは、道路交通法で定められた保安基準に適合した保安部品を装備することを指します。
道路交通法では、自動車や原動機付自転車などの車両を公道で走行させるためには、保安基準に適合した保安部品を装備することが義務付けられています。保安部品とは、車両の安全を確保するために必要な部品のことで、ヘッドライトやブレーキ、ウインカーなどが該当します。
適合保安部品装備がされていない車両を公道で運転した場合、道路交通法違反となり、罰則が科せられることがあります。
特定小型原動付区分であるVERACITY V-liteの適合保安備品の装備内容は以下となります。
前照灯(ヘッドライト) | ○ |
警音機(クラクション・ホーン) | ○ |
バッテリー | ○ |
制動装置(ブレーキ) | ○ |
方向指示器(ウインカー) | ○ |
尾灯(テールランプ) | ○ |
制動灯(ブレーキランプ) | ○ |
後部反射器(リフレクター) | ○ |
ナンバープレート取付板 | ○ |
最高速度表示灯(車道では点灯、歩道では点滅) | ○ |
後写鏡(バックミラー) | × |
番号灯(ナンバー灯) | 〇 |
速度計(スピードメーター) | 〇 |
特定小型原動付区分ではバックミラー、ナンバー灯、速度計は必須条件ではないです。
V-Lite専用のバッグで公共交通機関や車に持ち込みも可能
公式サイトより【VERACITY V-Lite】専用のケースとして販売されています。
価格は税込みで12980円となります。
このバッグは、V-Lite専用に設計されているため、しっかりと固定されて安心して持ち運ぶことができます。また、防水仕様なので、雨や汚れから電動キックボードを守ることができます。
以下に、このバッグのメリットをまとめます。
- 専用設計なので、しっかりと固定できて安心
- 雨や汚れから守れる
- コンパクトに折りたためて持ち運びやすい
- アウトドアでも車で持ち運びしやすい
電動キックボードを公共交通機関や車に持ち込みたい、折りたたんで持ち運びたい、汚れや傷から守りたい、そんな人におすすめのアイテムです。
購入後のサポート内容について
初めての電動キックボード購入でも安心してご利用いただけるように、製品保証や購入後のサポートを充実させています。
電動キックボードデビューされる方も安心できる内容となっていますので、紹介していきます。
製品保証
- 商品到着後30日間の初期保証
- バッテリーなどの主要部品は最大1年間の製品保証
導入時期は未定ですが、VERACITYでは「最大5年の延長保証に導入に向けて保険会社と協議中」とのことです。
消耗品
タイヤやブレーキシューなどの消耗品は、保証の対象外となります。ただし、将来的には一部の販売店では消耗品の販売や交換やメンテナンスを実施されるとのことです。
VERACITY V-Liteは、安心安全にご利用いただける電動キックボードです。製品保証や購入後のサポートが充実しているので、初めての電動キックボードでも安心してご購入いただけますね。
VERACITY V-Liteの購入をお勧めできる人
電動キックボード【VERACITY V-Lite】は、16歳以上であれば免許不要で乗ることができ、歩道通行車モード(時速6km)を搭載しているため、歩道でも走行可能な新しいモビリティです。近年、電動キックボードの人気が高まっており、通勤や通学、買い物など、さまざまな用途で利用されています。
では、電動キックボードはどんな人にオススメなのか5選紹介したいと思います。
①免許を持っていない人
電動キックボードは、原動機付自転車に分類されるため、原付免許が必要です。
しかし、2023年7月1日に施行された道路交通法改正により、16歳以上であれば免許不要で乗ることができる特定小型原付として登録可能な電動キックボードが登場しました。そのため、免許を持っていない人でも電動キックボードを利用することができます。
②毎日の通勤や通学に電動キックボードを利用したい人
電動キックボードは、時速20km程度の速度で走行することができるため、自転車よりも早く目的地に到着することができます。
また、折り畳み式のものであれば、公共交通機関や自動車に持ち込むことも可能です。そのため、毎日の通勤や通学に電動キックボードを利用したい人には、特にオススメです。
③坂道が多い土地柄の人
電動キックボードは、電動モーターでアシストしてくれるため、坂道の勾配が緩い場合は、自転車よりも楽に走行することができます。
坂道を走行する際に、自転車のようにペダルを漕ぐ必要がないため、体力に自信人にとってはもってこいです。
ただし、坂道の勾配が極端に急だとパワー不足になり、速度が落ちやすくなります。
④コンパクトで持ち運びやすい電動キックボードを探している人
電動キックボードには、さまざまなサイズや重量のものがあります。折り畳み式のものであれば、コンパクトに折りたたんで持ち運ぶことができるため、自宅やオフィス、学校などに持ち込むことができます。
また、公共交通機関や自動車にも持ち込むことができるため、利便性が高いです。そのため、コンパクトで持ち運びやすい電動キックボードを探している人には、特にオススメです。
⑤スタイリッシュなデザインの電動キックボードを探している人
電動キックボードには、さまざまなデザインのものがあります。シンプルなデザインのものから、スタイリッシュなデザインのものまで、さまざまな好みに対応しています。
そのため、スタイリッシュなデザインの電動キックボードを探している人には、特にオススメです。
⑥環境に配慮したモビリティに乗りたい人
電動キックボードは、ガソリンを燃料としない電動モビリティです。そのため、排気ガスを出さず、環境に優しい移動手段として注目されています。
そのため、環境に配慮したモビリティに乗りたい人には、特にオススメです。
令和の虎でお馴染みの南原竜樹社長も愛用中!
令和の虎、マネーの虎でお馴染みの南原竜樹社長はとてもお気に入りのようで【VERACITY V-Lite】を2台も購入されたようです。
マネーの虎南原社長が2台買い!? 法改正対応免許不要の折りたたみ電動キックボード【VERACITY V-Lite】
南原さんって新しいものが好きじゃないですか?今回は次世代の便利な電動キックボードの「Veracity V-lite」を使って頂きたいと思います。
カッコいい名前だね!
でもこれさぁ、ヘルメットとかいるよね?ウィンカーもないし公道走行も無理だよね…
そもそも原付免許とかいるんじゃないの?
2023年の7月に法改正が行われて、16歳以上は免許不要でヘルメットは努力義務になったんです。
モードの切り替えで車道だけではなく歩道も走行可能です。
実はウィンカーも付いていて安全に乗れます。
ほんと!?でもさぁ、あまり乗っている人がいないし小っ恥ずかしいけど、実際乗ってみて評価してみます。
では、実際に乗ってもらい正直なレビューをしていただきたいと思います!
では、ちょっと乗ってみますか!
触った感じとてもいいね!iPhoneもそうだけど、工業製品って触った時の質感で出来の良さが分かる!
ぱっとみちょっと小さいから安定感はどうなんだろう
まずは車道モードで走行してみてください。
電源ボタンがこれですね!では走行してみます!
気持ちいね~!なかなか良い感じだよ!
では、次に歩行モードで走行してみてください。
ゆっくりでもちゃんと走れるね~。あぁー気持ちい~!
この製品なんですが折り畳みもできまして、バーを下げてハンドル部分を下すだけです。
簡単に折りたためるし、筋トレ用にもぴったりだね(笑)
そうですね(笑)
組み立ても簡単だね。
乗ってみてどうでしたか?
意外とブレーキの質感がいいのと、意外に安定感があって気持ちいね!特に都心だとご近所にチョイノリとか、ちょっと駅から不便なところに行くときに、めちゃくちゃ便利かもしれない!
車道モードの最高速度は20km、歩道モードの最高速度は6㎞までなので道路交通法的には問題なしです。
では、コンビニに行ってきま~す!
南原竜樹社長もご愛用しているようで、動画内でもVERACITY V-liteを絶賛されておりました。
電動キックボードVERACITY V-liteはどこで購入できる?
2023年12月25日現在、電動アシストキックボードの【VERACITY V-Lite】を購入できるのは公式サイトよりネット通販か家電量販店のビックカメラ一部店舗となります。
ビックカメラの取り扱い店舗は以下になります。
ビックカメラ新宿西口店 | 東京都新宿区西新宿1-5-1 新宿西口ハルク 2F~6F |
ビックカメラ新宿東口店 | 東京都新宿区新宿3-29-1 |
ビックカメラ有楽町店 | 東京都千代田区有楽町1-11-1 |
ビックカメラ京王調布店 | 東京都調布市小島町2-48-6 トリエ京王調布 B館 1~4階 |
ビックカメラ 千葉駅前店 | 千葉県千葉市中央区富士見2-1-1 |
ビックカメラなんば店 | 大阪府大阪市中央区千日前2-10-1 |
東京を中心とした全国6店舗のみで、まだ取扱店舗は少ないようです。因みにビックカメラ千葉駅前店では試乗が可能となります。
VERACITY V-liteの販売会社「SMZ株式会社」は信頼できる
【VERACITY V-Lite】はSMZ株式会社ですが、安心できる会社なのか調べてみました。
会社名 | SMZ株式会社 |
設立日 | 2021年12月22日 |
資本金 | 6140万円 |
代表者名 | 清水正輝 |
従業員数 | 14名 |
事業内容 | ・創業1年8ヶ月で累計資金調達額が1.5億円を突破 ・国内向けブランド「VERACITY」、グローバル向けブランド「SHIMIZU」の2軸で展開 ・SHIMIZUでは世界最小のA4サイズに折り畳めるEScooter「Arma」など未だかつてないモビリティを開発 ・国内外共に電動キックボードなどのマイクロモビリティ開発が中心 ・今後2輪・4輪だけでなくその先の未来のモビリティの研究開発と世界中での販売を企画 |
本社 | 〒700-0972 岡山県岡山市北区上中野1丁目19番18号 101 |
ビジョンは「次世代電動モビリティメーカーで世界一になる」とのことです。日本製で世界中の人に愛され利用されるモビリティを開発し、次世代電動モビリティメーカーで世界をリードする会社にすることを目指されています。
法改正対応のVERACITY V-Liteを乗る際の注意点とよくある質問
電動キックボードの人気が高まる中、【VERACITY V-Lite】は、その手軽さや利便性から、多くの人から注目を集めています。
このトピックではよくある質問や注意点として、VERACITIY V-Liteのバッテリーの取り外しや充電、航続距離、ヘルメットの着用義務などについて、詳しく解説します。
バッテリーの取り外しについて
電動キックボードVERACITY V-Liteのバッテリーは、簡単に脱着・交換が可能です。そのため、バッテリーの劣化や故障があっても、すぐに新しいバッテリーに交換することができます。
また、マンション住まいの方でも、バッテリーだけを室内に持ち帰って充電できるので、充電スペースの確保に困りません。
バッテリーの充電について
Veracity V-Liteのバッテリーは、家庭用100Vコンセントで充電することができます。そのため、自宅や職場のコンセントで簡単に充電することができます。
家庭用100Vコンセントで充電する場合、充電器が付属しています。充電器のプラグをコンセントに差し込み、バッテリーのプラグを充電器に差し込むだけで充電することができます。
充電時間は約5時間となっています。
充電時間は、バッテリーの残量や気温によって異なります。
航続距離について
Veracity V-Liteの航続距離は、フル充電で約30kmです。
30kmは、東京駅から新宿駅までの距離の約4.5倍なので2往復半できます。
東京駅から羽田空港までも走行できます。
大阪市内の中心部である梅田から、大阪府の北部にある能勢町までが約30kmです。
ただし、走行状況や環境条件によって、航続距離は変動します。
一般的に航続距離の変動要因として挙げられるのは以下になります。
- 走行速度が速いほど、航続距離は短くなります。
- 走行条件として坂道が多い場合や、風が強い場合など、走行条件が厳しいほど、航続距離は短くなります。
- バッテリーの劣化や、タイヤの空気圧の低下など、車両の状態によっても、航続距離は短くなります。
ヘルメットの着用義務について
道路交通法改正により、電動キックボードは「特定小型原動機付自転車」という新しい区分に分類され、運転免許は不要となったものの、ヘルメットの着用は努力義務となりました。
安全面のことを考えると、ヘルメットの着用は必ず行った方が良いでしょう。
ヘルメットは、万が一の事故の際に頭部を保護し、重傷を防ぐ効果があります。
VERACITY V-Lite電動キックボードは、最高時速20km程度の速度で走行できるため、転倒や衝突の際には、頭部への衝撃が大きく、重傷を負う可能性があります。
したがって、ヘルメットの着用は、安全性を高めるために非常に重要です。
ヘルメットの着用をする場合、以下のような点に注意しましょう。
- 適切なサイズのヘルメットを着用する
- ヘルメットをしっかりと固定する
- ヘルメットの内側に汗や汚れが付着しないよう、こまめに掃除する
また、ヘルメットの寿命は約5年程度と言われています。
ヘルメットを長期間使用している場合は、安全性を考慮して、新しいヘルメットに交換することをおすすめします。
別売りで【V-Lite専用】ヘルメットの販売してます
VERACITY V-Lite専用のヘルメットは公式サイトから購入が可能とないっています。
税込み7980円で比較的安価な価格帯です。
写真を見る感じだとボディカラーがマットブラックで無骨でカッコいいデザインとなっています。後頭部辺りには通気口があるので、通気性も良さそうですね。
雨の日でも走行可能なのか
結論からいうと、電動キックボードは雨の日でも乗ることはできますが、おすすめできません。
タイヤが滑りやすくなるため、転倒のリスクが高まる
雨が降ると、路面が濡れてタイヤと路面の摩擦係数が低下します。そのため、タイヤが滑りやすくなり、転倒のリスクが高まります。
具体的には、以下の点に注意しましょう。
- 急ブレーキや急ハンドルを避ける
- カーブを曲がるときは、減速してゆっくり曲がる
- 段差やマンホールなどの障害物には注意する
視界が悪くなるため、周囲の状況が把握しづらくなる
雨が降ると、視界が悪くなります。そのため、周囲の状況が把握しづらくなり、事故につながる可能性があります。
具体的には、以下の点に注意しましょう。
- ヘルメットやレインコートなどを着用する
- ライトや反射材を装着する
- 周囲の状況をよく確認して走行する
故障のリスクが高まる
雨が降ると、電動キックボードの内部に水が侵入する可能性があります。そのため、故障のリスクが高まります。
雨が降った後は、電動キックボードの内部に水が侵入していないか、定期的にメンテナンスをしましょう。
また、防水性能の高い電動キックボードを選ぶことも大切です。
2023年7月1日の道路交通法改正で規制が緩和
2023年7月1日に施行された道路交通法改正では、電動キックボードの規制が緩和されました。主な変更点は以下の3つです。
- 運転免許が不要になる
- ヘルメットの着用が努力義務になる
- 走行可能な場所が拡大する
ではこの3点について解説していきます。
運転免許が不要になる
これまで、電動キックボードは「原動機付自転車」に分類されており、運転には原付免許が必要でした。しかし、改正後は「特定小型原動機付自転車」という新たな区分が設けられ、条件を満たした電動キックボードは16歳以上であれば免許不要で運転できるようになりました。
ヘルメットの着用が努力義務になる
これまで、電動キックボードの運転者はヘルメットの着用が義務付けられていました。しかし、改正後は努力義務となり、着用しない場合は罰則はありません。ただし、ヘルメットを着用していれば、万が一の事故の際に重傷を負うリスクを軽減することができます。
走行可能な場所が拡大する
これまで、電動キックボードは車道のみの走行が認められていました。しかし、改正後は車道に加えて、路側帯、歩道(「普通自転車等及び歩行者等専用」の道路標識がある場合)の走行も認められました。ただし、歩道や路側帯での走行は、歩行者や自転車との安全な共存を図るため、時速6キロメートル以下に速度を制限する必要があります。
これらの規制緩和により、電動キックボードの利用がさらに拡大することが期待されています。しかし、安全な利用のためには、運転者のマナーやルールを遵守することが重要です。
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