この記事ではスクーター用タイヤの比較をしていきたいと思います。
グリップ、ブレーキ性能、レイン走行、耐久性、耐摩耗性の点をを踏まえて紹介していきたいと思います。
では早速詳細を見ていきましょう!
スクーター用タイヤを比較検証!
需要がバイクの中で一番あるにもかかわらずあまり細かい比較インプレッションがネット上に無く、もし情報掲載されていたとしても抽象的にしか書かれていないので細かく紹介していきたいと思います。
インプレッション内容は、全体的な感想をはじめに各項目に足して点数を付けてみたい思います。
項目は、
- ブレーキンググリップ
- コーナリンググリップ
- レイングリップ
- 耐摩耗性
- 乗り心地
として、点数は100点満点で評価していきたいと思います。
全ての感想や点数は実際に自分のスクーターに履いたタイヤで雨の日に峠から市街地までのインプレッションになります。
ただし、耐久性等はバイクのパワーや重さ、乗り方などで変わってきますのでご了承ください。
【MICHELIN】シティグリップ
ミシュラン・シティグリップはロングセラーのスクータータイヤで浅溝系のタイヤの割にはライフが長くとにかくバランスがいいタイヤです。
MICHELIN City Gripは、大型モデルまでのほぼすべての125ccスクーターに適用可能です。したがって、あなたのスクーターに適切なタイヤを確保することができます。
ピアッジオMP3、ヤマハX-MAX、ホンダPCX、ベスパGTSなど、ヨーロッパで販売されている人気の高い二輪車には、デフォルトで装着されています。
雨の日のマンホールや白癬も怖い思いをせずに走れる印象です。
ハンドリングも軽快で正に通勤用には持ってこいのタイヤです。
欠点らしい欠点はありませんが、強いて述べるなら高過重でコーナリングした時にややショルダー剛性不足感が感じられる印象です。
コーナリンググリップ 65点
レイングリップ 85点
耐摩耗性(F:17000km R:10000km) 80点
乗り心地 70点
使用車両はDIO110でした。
PCXでも乗りましたが同じような感じだと思いました。
【IRC】 モビシティSCT-001
アイ・アール・シーのモビシティSCT-001は2018年に発売されたばかりの比較的新しいタイヤになります。
値段が他のメーカータイヤより1割くらい安い値段で、IRCが自信をもって販売している人気商品です。
優れたコンパウンドを配合することで、適切な耐摩耗性を維持しながら、乾燥した路面や湿った路面でのグリップ力を向上させることに成功しました。
社内実験では、従来品と比較してドライグリップで15%、ウェットグリップで10%の性能向上を確認。また、その他の性能も総じて向上し、トータルバランスに優れたタイヤとなりました。
テスト走行では、従来品に対してドライで約8%、ウェットで約10%のブレーキ性能の向上が確認されました。急停止が可能になったことで、雨天時の衝突や横滑りの可能性が低くなり、ライダーの安全性も向上しています。
乗った印象はとにかく直進安定性が高く全てにおいて安心して走行できるタイヤだと感じました。
ただ、スクーターの軽快なハンドリングが影に潜めるためやや重いハンドリングだと感じるライダーもいるようです。
また、このタイヤはかなりゴムが熱く深溝系になるのでライフも比較的期待できそうです。
とにかくタイヤが柔らかいのも特徴的です。
コーナリンググリップ 80点
レイングリップ 80点
耐摩耗性(F? R?) ?点
乗り心地 90点
未だ使用中なのでライフは分かりませんでしたが、リアが7000kmから10,000kmぐらいは持つのでは?という印象です。
雨の日のマンホールも問題なく走行することが可能です。
使用車両はNMAXとPCXで乗りましたが同じような印象です。
【ブリヂストン】バトラックスSC
バトラックスSCもシティグリップ同様のロングセラータイヤの代表と言えます。
ぶりジストンのハイパースポーツタイヤに採用されている考え方を踏襲し、コーナリング性能を確保するために新しい構造を採用しました。
さらに、溝幅を大きくすることで、ウェット・ドライ両コンディションでのトラクションを高めるとともに、溝の割合や角度を微調整することでパターンノイズを低減しています。
乗った印象はとにかく、タイヤが柔軟で乗り心地が良いタイヤです。
コーナリング性能も良く、レイングリップもかなりある印象を受けました。
天下のブリヂストンが発売するだけあって全てにおいて安心できるタイヤですね。
ハンドリングもモビシティより軽快でシティグリップより安定している印象を受けました。
ただし、このタイヤの欠点は250クラスのスクーターに履かせた場合ライフがあまり長くないのが特徴的です。
また、コーナリングで荷重を掛けた時フロントのサイド剛性が若干弱い印象でした。
ただ、飽くまでもハイスピードワインディングの話なので町中では問題ありません。
コーナリンググリップ 70点
レイングリップ 80点
耐摩耗性(F:13000km R:6500km)
乗り心地 85点
現在恐らく新しいタイヤを開発していると思いますが早く新モデルを発売してほしいですね。
使用車両はフォルツァとマジェスティSです。
【DUNLOP】スクートスマート
ビッグスクーターの快適性・歓びと、快適性・信頼性の両立しています。
耐摩耗性に優れ、ウェット路面でもドライ路面でも優れたトラクションを発揮する、重量級スクーターのための専用タイヤです。
また、フロントとリアのタイヤはシングルラジアスを採用し、無理のない操舵感を実現しています。
さらに、側面剛性の向上と大型ビードエイペックス拡大により、2人乗りでの高速走行時のコントロール性強化に努めました。
ウェットグリップに定評のある「RoadSmart」を大型スクーター用にアレンジし、ハイドロプレーン再現技術でデザインした均整のとれた縦溝により、効率的な排水を実現しました。
スムーズな走行を実現するために、パターン剛性も最適化されています。
このタイヤは実は賛美両論ありますが、正直250cc以下もしくは150kg以下のスクーターにはあまりお勧めできないタイヤです。
まず、このタイヤで驚くのがそのライフの長さです。
正直リアでNMAXなら30000kmは余裕で走ります。
タイヤ代を削りたいのであれば最高のタイヤかもしれませんが、タイヤのショルダー部分の剛性が硬すぎて150kg程度のバイクではたわみません。
またゴム質が硬い事もあり、全くコーナリングにおいて接地感が感じらられません。
雨の日の白線やマンホールもスリップしやすく安心感を持てない印象があります。
コーナリンググリップ 30点
レイングリップ 10点
耐摩耗性(F:40000km R:30000km) 100点
乗り心地 20点
辛口になってしまいましたが、このタイヤはタイヤ交換をしないインドネシアライダーの為の商品だと感じました。
まとめ
タイプ別にお勧めするタイヤをまとめると、、、、
今回紹介した評価と感想は飽くまでも個人的な意見になりますが、是非参考にしてみて下さい。
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