皆様は乾電池運用のETC車載器をご存知でしょうか?
自主運用またはポータブルETC車載器とも呼ばれていますが、本来車やバイクのバッテリーから電源をとってきて動作させるETC車載器を乾電池でも動かせるようにしちゃおう、というものです。
ETC車載器は12v~24vの電圧があれば動作するので、9v乾電池を2個繋げるか単3電池8本で動作させることができます。
この記事では、乾電池ETC車載器を使う事のメリットについて解説していきます。
乾電池運用ETCのメリットを4つ紹介
乾電池運用のETCを使用することでどのようなメリットが得られるのでしょうか?
- ETC割引が効く
- 費用が安い
- 盗難防止
- 愛車を乗り換えても大丈夫
以上の4つを解説していきます。
その1.ETC割引を受けることができる
バイクは車と違って1人で乗るものなので、高速道路に乗った際に高速料金をみんなで割り勘ということができません。それなのにも関わらず、バイクの高速料金は軽自動車と同じ値段になっています。
そもそも高速料金というのはその高速道路の使用料であって、例えばトラックであれば高速道路に与えるダメージも大きく補修費用を減価償却で考えると普通乗用車などと比べ割高になってしまいます。
それと同様に普通自動車よりも軽くて小さい軽自動車は高速料金が割安になっているのですが、「軽自動車とバイクで料金が同じとは許せない!」と思います。ただ、この点について文句をいってもしょうがないのですが(笑)
補足ですが、バイクの高速料金値下げについてはバイクメーカー4社を中心に以前から交渉されているので、いつか値下げされる時がくるかもしれません。
さて、話はそれてしまいましたがバイクで高速道路に乗るというのは料金が高く、遠くへツーリングへ行くときでも費用を考えてやっぱりやめようかなと思ってしまいます。
そんな時にオススメしたいのがETC割引を受けることです。ETC割引は休日に高速に乗ると30%割引になったり、地方によってはETCのみ高速料金無料の区間の箇所もあります。
5年ほど前には、休日全区間50%の割引や上限1000円などの社会的実験もありました。ETCを使って高速に乗るというのはそれくらいお得なのです。
詳しい割引率などについては以下サイトをご覧ください。
その2.取り付け費用が安い
4輪の自動車だと最近の車は最初からETCがついていることも多いですし、ついていなくてもシガーソケットから給電するタイプのETC車載器がヤフオクで売っているのでそこまで取り付けに費用がかかりません。
しかし、バイクでETCを取り付けるとなると別です。バイク用のETC車載器は振動や雨風にさらされる可能性があることから普通の車載器とは別で決められたバイク屋でしかセットアップと取り付けができません。
そうなると、バイク屋に頼むしかないのですが例えば2輪館の費用を見てみましょう。
ネイキッド | アメリカン | スクーター | |
---|---|---|---|
ETC本体価格 | 26950円 | 26950円 | 26950円 |
セットアップ費 | 2750円 | 2750円 | 2750円 |
取付工賃 | 13200円 | 16500円 | 19800円 |
合計料金 | 42900円 | 46200円 | 49500円 |
車種によって取付工賃に変動があり、ETC車載器を導入するだけで42900円~49500円も費用がかかります。一昔前に比べるとバイクETC車載器本体の価格は大幅に値上がりました。
たまにETC助成金のキャンペーンがあるので多少は安くなります。しかし上記以外にも取り付けステーなどの購入が必要なことも考えるとやっぱり高いです。
一方で、乾電池駆動するようにチューニングされているETC車載器を購入すれば20,000円程度の予算で済みます。
その3.盗まれない
通常、バイク専門の業者にETC車載器を取り付けてもらった場合では取り外すことは出来ないので、駐車中もETCが丸出しの状態となります。ETCカードを抜き忘れたりするととんでもないことになるかもしれません。
先述の通りETC2.0は高価であることから盗まれる可能性が非常に高いです。中には転売目的で盗みをはたらく人もいるでしょう。
一方で乾電池ETC車載器は本体を持ち運ぶことを前提に作られているので盗まれたりする心配はありません。
カバンの中やシートの中などに入れる事も可能ですし、バイクを下車するたびに持ち歩く事が可能です。
その4.バイクを乗り換えても大丈夫
ETCをバイク屋で取り付けてもらった場合、そのバイクを売る時は一緒に売ることが多いと思います。そうなると、新たにETCを付けたい時はまた同じ金額を費やしてETCを取り付ける必要がでてきます。
また、他にもバイクを2台以上所持している場合は、1台に付き1つのETCを取付け、セットアップしないといけないのです。
一方で、乾電池運用のETC車載器ならバイクを何台乗り換えても問題ありません。1つの乾電池ETCさえ持っていればバイクを2台以上所持しても、乗り回しすることが出来ます。なんなら、友達のバイクや知り合いのバイクに乗った際も使えるのでETC割引を受けることができるのです。
乾電池運用のETC車載器の入手方法
乾電池駆動するようにチューニングされているETC車載器の入手方法は2つあります。
1つは自分でETC車載器を購入し、カスタマイズする方法です。
もうひとつはすでにチューニングされたものを購入する方法です。
以下のサイトで乾電池駆動のETC車載器が販売されています。
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