コスパ最強でかなり凄いサービスエリア・パーキングエリア特集という体裁で行きたいと思います。
コストとは英単語の「コスト」と「パフォーマンス」を組み合わせた単語で、払った費用に対して得られる効果の度合いの事を示しています。
巷で言われている「コスパが良い」って意味はつまり、その効果が極めて高いってことを示しているんだね。
ということを踏まえて、お金をそこまで掛けずともふらっと立ち寄った際の満足度が高いサービスエリアとパーキングエリアを【3選】紹介していきます。
東名高速道路 小笠PA(下り線)
ここは、東名高速道路の掛川インターから袋井インター間にある「小笠パーキングエリア下り線」です。
下り線だけなの?
小笠パーキングエリアは上り線もあるんですけど、今回紹介するのは下り線のみの内容となっています。
注目して頂きたいのは上の画像の左側にある、緑色をした屋根のところに白地に文字が掛かれた看板がありますよね。
こちらには、静岡や愛知を中心に約40店舗を展開する「そばチェーン店」の「鐘庵 掛川小笠パーキングエリア店」が入っているんです。
味と安さと健康を追求するというモットーのもと人気を博しており、近年では関東や近畿地方、さらには海外にまで出店しているようです。
選び抜いた桜エビを使ったかき揚げ、質にこだわった蕎麦とかが確かにおいしそうですね!
でも別にチェーン店のパーキングエリアやサービスエリアへの展開なんて最近じゃ珍しくないし、何がいいの?
なんと200円でカレーライスが食べ放題という破格のサービスを行っているんです。
ここは、パーキングエリアで東名高速という、日本でもトップクラスに通行料が多い道でこれだけのサービスをやっているんです。
高速道路のパーキングエリアなんてほぼ寡占状態で、実際割高なお店とかもかなり多いのに!
カレー食べ放題自体は、麺類や定食、丼など、メインの食事をオーダーした上で追加という形になります。
しかし「鐘庵」時代が安さを前面に押し出していることもあり、例えば、
- かけそばやかけうどんは2020年8月時点で360円
- カレー食べ放題を追加しても560円
で、美味しいご飯をお腹いっぱい食べられるんです。
そもそもサービスエリアやパーキングエリアで、その金額でしっかりとご飯が食べられること自体が少ないのに、素晴らしいですね。
このあたりの東名高速をよく使うビジネスマンやトラックドライバーさん達には結構有名らしくて、かなり繁盛しているみたいです。
並行する新東名のサービスエリアやパーキングエリアが豪華で綺麗な分、食事や物販は少々お高めな傾向がある一方で、東名は味のあるフードコートや昔からあるお店が結構あったりするんです。
NEXCO東日本「YASMOCCA」
保土ヶ谷パーキングエリアも含めてなんですが、ネクスコ東日本では管内の小規模なサービスエリアやパーキングエリアに「YASMOCCA」というブランド名で店舗を展開しています。
飽くまでも、小さ目のサービスエリアやパーキングエリアに対して展開しているブランド名で、ターゲットも行楽客や観光客よりも、高速道路を仕事で使う人向けに展開しているようです。
まさに「プロ向け」のブランドってことか!
「YASMOCCA」という名前の通り、仕事で先を急ぐビジネス利用者に対して、気軽にホッと一息つけるような店舗をコンセプトに営業しているようです。
例えば、
- 従来は大きめのサービスエリアやパーキングエリアにしか設置していなかった給茶機を、YASMOCCAブランドを展開させているサービスエリア・パーキングエリアでは新たに設置
- 高速道路会社が展開している店舗としてはそこまで価格帯が高めでは無い食事の提供や各地の名物料理、ドライブや日常生活ですぐに使うことが出来るグッズの販売
など、様々な面で、お金をそこまでかけずとも「実用性」があるサービスを提供しているのが特徴的です。
実際に、休憩施設で一番お金が掛かるであろう食事も「スピーディーかつリーズナブル」で「安全かつ美味しい」ものを提供するって、公式ホームページにも記載されています。
近年、ネクスコ東日本の大きめで豪華なサービスエリアには「Pasar」というブランド名で、まるでショッピングモールみたいな施設を展開しているので、完全に棲み分けられてる感じです。
YASMOCCAは豪華さや派手さではなく、あくまでコスパと実用性を追求したブランドって事なんだ!
食事もボリュームがあるガッツリ系を大きく打ち出していますし、本当にプロ向けっていうイメージで展開しているんでしょうね。
でも、高速道路の休憩施設っていう特色も生かして、各地の名物料理なんかも提供しているんです。
例えば、保土ヶ谷パーキングエリアでは、横浜名物の「サンマーメン」を出していたり、谷川岳パーキングエリアではYASMOCCAとしてのサービスではないけど、この辺りの美味しい天然水を無料で好きなだけ汲むことができます。
ネクスコ三社の中でここまでビジネス利用を意識したブランド展開を行っているところは他にないですし、少しばかり「ホッと一息」つきたい方は、お近くのYASMOCCAブランドがあるパーキングエリアに立ち寄ってみていはいかがでしょうか?
因みに、関東から北海道まで、ネクスコ東日本管内の56カ所の休憩施設で展開しているみたいです。
東名高速道路 豊橋PA(下り線)
東名高速道路の三ヶ日ジャンクションから豊川インター間に設置されている「豊橋パーキングエリア」です。
このパーキングエリアは2019年4月から供用されているまだまだ歴史の浅い場所なんです。
新しいって事は、最新鋭のコスパが良い設備が揃っているのでは?
ここはトイレと自動販売機のみが設置されているという、かなり小規模なパーキングエリとなっており、設備的には特にコスパが良く面白いものは存在していません。
ここではトラックドライバー向けに、確実な休憩機会を確保する「駐車場予約システム社会実験」が行われているんです。
物流においてトラックを用いた陸上輸送の比率がますます高まる中、特に深夜など、高速道路の休憩施設では大型車の駐車マス不足が深刻化しており、様々な問題が発生しています。
場所によっては駐車マスの奪い合いが起きているみたいだね。
そこでこの豊橋パーキングエリアは旧豊橋本線料金所の跡地を活用して造られたこの場所では、東名高速道路という物流的にかなり需要の高い道路において、ドライバーの労働生産性や働き方改善を図るため、物流事業者に予約システムのモニターとなってもらい、予め設置された予約スペースを活用してもらう事になっています。
では、ここのコスパの良い点としては、このシステムが当面無料で使えるという事です。
事業者向けであることやETC2.0搭載車に限られるなど、少々制約が多い形ではありますが、新たな休憩施設の利用方法ということで、注目を集めています。
この実験で得られたデータをもとに、もっと使いやすい形で普及していくかもしれないですし、無料で使える上に社会実験に携わることで未来に貢献できるとなると、短期的にも長期的にもコスパは高いかもしれません。
まとめ
今回は「コスパ」に着眼点を当てて、少し変わったパーキングエリア・サービスエリアを紹介してみました。
お立ち寄りの際は是非、食事をしたり利用してみてはいかがでしょうか!
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